<>2007/12/17<>umisuki

 T字型突堤と湯崎漁港整備事業

 白浜町農林水産課と表記湯崎漁港整備事業に関わったコンサルティング会社の技術者は、T型突堤(人工島)の存在が”湯崎漁港と白良浜は独立している根拠”と考えている。同突堤がなければ、湯崎漁港の整備事業による白良浜への影響は考えられるとも言っている。

 元々、人工島は今から僅か20年程前には存在していなかったし、しかもその名の通り人工構造物だ。人工構造物には、当然経年疲労が起きることは常識。然るに、担当課の職員もコンサルティング会社の技術者もT型突堤の強度の付いては全く関知していない。その存在条件について何ら考慮しないでおいて、その”もの”の存在が固定したものと考える無神経さには、ただただ呆れ返る。
 今年7月の4号台風で、同突堤南端から中央部にかけて破損した、2004年10月の23号台風では同突堤北端から中央部及びT型の付け根の部分で大き破損。それに関わる修復費が、今回1200万円、前回は3600万円と紀伊民報紙が報じていた。僅か3年程の間に5000万円近くも税金を投入している。
 T型突堤の強度や破壊されるであろう条件等についてもっと真剣に考えて欲しい<br>ものだ。
注、2007年12月8日にメールにて投稿